フェロカクタス属のサボテンは、大きく育つと「ごうごう」とか「ばきばき」といったオノマトペをつけたくなるような男性的な強いトゲを持ったものが多いです。
ちっこいうちの日の出丸は100均あたりでも見かけるようなポピュラーなサボテンです。最後のひと捻りを忘れた小龍包みたいな形が可愛いくて、鮮やかな赤い新トゲはまさに「日の出」って感じ。
ただ、残念ながら我が家の日の出丸はお世辞にもイケメンとは言えない姿になりそうです。
冬型サボテンって何?
日の出丸 Ferocactus latispinus メキシコの広範囲に分布
成長すると直径20~40センチくらいまで大きくなる樽サボテンです。
フェロカクタス属の中では王冠竜とともによく見かけます。
幅広の中トゲを出すものがイケメン日の出丸です。
強光線と乾燥を好み、土が湿った状態が長く続くと腐りやすい傾向があります。
冬型のサボテンに分類されるため、暖かくなってから植え替えると
なかなか育ち始めないことがあるようです。
サボテン育ててると夏型・冬型という言葉が出てきます。この日の出丸は冬型のサボテンなのですが、冬型って何よって話です。
この日の出丸を我が家に迎えて3年目になりますが、冬場にめきめき育った記憶はありません。がーっと新トゲを出したかと思うとぴたりと成長を止めてそれきり1年動かずにいたりしました。
今年の秋になって再び成長したので、どうやら昼夜の気温差が成長の鍵のひとつみたいです。
育て方は…簡単だとは思わぬ!
育てやすいサボテンであると書かれてるのを見ますが、わたし的には性質がつかみ辛くて難しい子だなぁという印象です。
フェロカクタス属を特に好んで育てておいでの先達さん方はハウスを建てて丁寧に面倒を見ていらっしゃいますから見目うるわしい日の出丸に育ってますが、うちのは まあブサイク。
成長が止まってる間に成長点付近をダニにやられたらしくて、できそこないの小龍包のようになってしまった(涙)
HC500円 我が家的エリート
日の出丸は大豪丸とか般若みたいにみるみる大きくなるサボテンではないので、このブサイクなところが下に回って目立たなくなるまでには相当時間がかかりそうです。
トゲ座はどれもこれも美しくなく、いくつかは貧相この上ないしょぼいトゲしか出ず。春にトゲを出しかけてそのまま止まってしまったところは謎の塊になってるし。
いろいろ調べてみて、割と放置でも形を崩さずに育てておいでの方々は関東圏にお住いのことが多いようです。
これはつまり、うちみたいに冬場は降雪があって日照確保が難しいところだといじけて育ちやすいってことかも知れません。つか、そういうことにしておいたほうが気が楽だ。
失敗してわかったこと
冬型の日の出丸は気温が高くなってから植え替えると沈黙しやすいように思います。また、夏場でも雨に当るのを嫌うようです。
土は赤玉主体で水はけのよいもの、鉢は極力小さく。日当たりと風通しは良すぎるくらいでちょうどいいけれど乾燥しすぎるとダニがつきやすいです。夏場に限って頭から水やり推奨。
生育が止まると次の生育期には新しいトゲを出すみたいなので、バランス良く強いトゲを出そうと思ったら栽培環境をしっかり整えないと難しいかも。
我が家で花を見るのはいつになるやらです。
【追記】
我が家の日の出丸は伸びかけのまま止まったトゲ付近の妙な塊がどんどん大きくなって弱っていき、どうにも助けられそうもなくなったため泣く泣くリタイヤさせました…。
小さいうちに手に入れて上手く大きく育てられた方がこのサイトをご覧になっていたら、ぜひとも育て方を教えていただきたいです。
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