7月豪雨で被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます

秋から冬にかけてのサボテン管理 やっていいことやらない方がいいこと

サボテン 育て方と管理
【100均サイズのサボテンにジャストサイズです♪】

なかなかの猛暑も台風とともに過ぎまして秋風が吹く季節になりました。朝晩の気温差が出てきたので夏休み中だったサボテンたちもぼちぼち動き始めました。

これから冬に向かいますが、秋は急に季節が変わることもあってサボテン管理では油断ができません。

元気に冬越しさせるための秋から冬に向かってのサボテン管理についてです。

秋のサボテン管理のキモ

猛暑の最中に生育を止めていたサボテンは気温が下がって秋めいてくるとまた成長し始めるものもあるので、できるだけ日に当ててやりたいところです。

水やりと天気予報

サボテンを育てる上で水やりってのは年間通して一番気をつけなくちゃならんところですが、秋の水やりは他の季節以上に一概に言えないところがあります。

秋の水やりも『鉢が底まで乾いてから』という基本は同じです。

弟子2号
弟子2号

水やりしたけどいつまでも鉢が乾かないよぉ。

そう、秋は夏ほど鉢が乾かないという問題があります。

秋は急に気温が下がることがありますが、サボテンの中には根の周りに水気が残り根が冷えた状態が続くと腐りやすい種類があります。

春から夏にかけて旺盛に成長したもの、秋の成長期の最中のものであれば底力があるので水やりでの失敗は少ないのですが、植え付けてからあまり根が伸びず動きがないものは特に注意が必要です。

雨降り続きの時は鉢が跳ねかえりの雨で濡れないように気を付けましょう。サボテン本体に雨がかかるより鉢が濡れたままになる方がサボテンを弱らせます。

水やり前に週間天気予報をチェックして好天がしばらく望めなさそうなときはどべどべになるほど水やりしないとか、しばらく水をやらずに天気の回復を待ったほうがよいこともあります。

秋の水やり後はしっかり日に当ててやりましょう

秋にやってもいいこと・やった方がいいこと

根ジラミ対策

夏場に休眠期を設けるため水を切り気味に管理していたサボテンには根ジラミがついていることがあります。

小さいサボテンは根ジラミにやられてると気が付いて慌てた頃には手遅れになってることもあるので、予防のためにも薬を使っておくと安心です。

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ガーデニングやってる人なら一度は聞いたことがある殺虫剤。土の上にぱらぱらして水やりで浸透させて使います。

アクテリック乳剤という根ジラミ駆除によく効く乳剤があります。どうやら通販での販売が中止されてしまったらしいのが残念ですが、防除のために使ってみたところ特に薬害が出ることもありませんでした。

とんでもなく農薬臭いですが、オルトランより確実な感じがします(笑)

鉢増し

今年はばっかみたいに育つサボテンがたくさんありまして、梅雨の頃からいくつも鉢増しをしました。

春の植え替え後にめきめき育ったものが夏に成長を止めて秋になっても動かないとき、根詰まりしている可能性があります。

金晃丸
春の植え替え後あっという間に2号鉢が根詰まりした金晃丸

こういう子は来年春の植え替えまで待たずに鉢増ししてやると目を覚ましたように育ち始めることがあります。

鉢増しはよほどがっちがちに根詰まりしてない限りは根鉢を崩さずそのまま植えます。

活力剤投与

夏の暑さで少々お疲れのサボテンには活力剤がよく効きます。

家庭菜園をやっている方の中にはこういった成長ホルモン剤を気持ち悪がる方もありますが、サボテンは口に入れるものではないので気にすることはなかろうと思います。

これを使った後ふと気が付くと一回り大きくなっていたりします。

秋になってからやらない方がいいこと

根切りを伴う植え替え

10月に入ってから根を切ると、新しく値を伸ばす前に冬になることが多いです。

買ってきたサボテンが入ってる鉢が気に入らなくて植え替えたいようなときは、一回り大きい鉢にそのまま仮植えして根を切るのは春まで待った方が安全です。

胴切り

冬に向かう時期に胴切りすると、年内に根が出ずにそのまま冬に突入してしまうことがあります。

ある程度大きく育ったサボテンであれば春になれば根を出してくるかもしれませんが、ミニサイズのサボテンだと切った面からどんどん乾燥して根を出す前に干物になる恐れがあります。

株分け

親についているうちに根が出たものは別ですが、白檀や銀手毬など根づきやすいとされる種類であっても冬に向かう季節の株分けは鉢にしっかり日を当てて土を温めても失敗しやすいようです。

秋の管理で弱らせずに元気で冬を迎えさせたいですね。

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