主に我が家の柱サボテンずです。名前はほぼ確定しているものと多分そうじゃないかなーなものが混ざってます。
原産地等についてぱんさのサボテンランド様を参考にさせていただきました。
トゲが痛い柱サボテン
大王閣
Stenocereus thurberi アメリカ南部~メキシコあたりに自生しています。
HCの固まる砂298円1.5号鉢出身。現在は2号素焼き鉢在住。
柱サボテンは小さいときは成株とはぜんぜん似てない姿をしていることが少なくありませんが、大王閣は小さい時からグリーンの肌に赤っぽい茶色のトゲ座(アレオーレ)をしています。
我が家にやってきてから1ヶ月を過ぎましたが残念ながらまだ根が動いていないようです。まあ、ほぼ坊主だったんだから無理もない。このまま来年までそっとしておいて、首尾よく動き出したら鉢増しする予定。
武倫柱
Pachycereus pringlei メキシコ、カリフォルニアあたりに自生
HCの固まる砂198円1号鉢出身 現在は2号素焼き鉢在住
よく見かけるトゲだらけのちびサボです。海外サイトなどをいろいろ調べて回ってたぶん武倫柱だろうということになりました。成株に比べてチビ苗は長い(身の丈に比べて)トゲが目立つ姿をしていて大きくなった姿が想像しづらいです。
成長期には根元がうっすらピンクのトゲを出してきます。幼苗のときは比較的育てやすいと読みましたが、私にとってはとんでもなく偏屈なサボテンって印象です。
うちにやってきた年はまったく動かず、翌年新トゲを少し出したきりほぼ2年動きませんでした。
色も変な緑でこいつはダメかなぁと諦めかけていたのですが、腐る気配がないので今年も植え替えたところやっと目を覚ましたように成長して濃い緑の肌になりました。
原産地が暖かいところなので冬場に寒がらせるとすねるようです。…が、昨冬はとてつもなく寒かったのにちゃんと起きてきたのは何だったんでしょうか。
奇想丸
Setiechinopsis mirabilis 東アルゼンチンに自生
ネットショップ200円抜き苗出身(現在1.5号鉢に入ってます)
あまり大きくならない柱サボテンです。自生地では低木の下に生えているそうなので、時々日陰になるような環境を好むのではないかと。(入手したばかりでよく分ってない)
育てる環境がよければ実生2年目でも花を付けることがあるそうです。長い花茎を伸ばして一晩だけの不思議な雰囲気をたたえた白い花を咲かせます。エキノプシス属として扱われます。
高さ15センチ直径2.5センチを超えることは希だそうで、そこまで育つ前に寿命が来てしまうようですが、自家受粉するので実生で増やせるようです。
水はけのいい土に植えて冬場は完全断水しておけばかなりの低温でも耐えるとのことですが、奇想丸1号は根が動かないまま完全断水したら根本がコルク状になって星になってしまいました。
翡翠閣
Stenocereus dumortieri メキシコ原産
HC1固まる砂198円1号鉢出身 現在は4号素焼き鉢在住
寄せ植えなんかで実によく見かけるんだけど名前が分からなかったサボテン。トゲの生え方なんかで翡翠閣だろうということにしておきます。朝霧閣にも似てるのですが、新トゲに色がつかないのでたぶん違うと思う。
これは買ってきて1週間くらいしてからの様子です。5センチあるなしくらいでしょうか店頭で見かけたときは徒長しかけていて、道路工事現場にあるコーンみたいな形になってました。
性質は呆れるほど強健で炎天下問題なし、3日くらいなら雨にあてっぱなしでも全然平気です。とにかくよく伸びます。大きくなるにつれて稜の数が減っていき、最初は8稜だったのに今年は5稜になりました。
春に植え替えて半年足らずで3.5号の鉢がほぼ根詰まりしました。しょーがないから4号鉢に鉢増ししたのですがこの猛暑の中さらに大きくなっています。この図太さを他の動きの悪いサボテンに分けてやってくれ。
寒さにやや弱いので冬場は屋内管理推奨です。
寄せ植えの常連柱サボテン
竜神木
Myrtillocactus geometrizans メキシコ北西部に自生
HC固まる砂298円1.5号鉢出身 現在は3号鉢在住
かなり強健で日光を好むようです。少々しおれていても大方は根付いてめきめき育ちます。この竜神木は2代目ですが、固まる砂から抜いたときは根元が黄色く変色していました。
寄せ植えにしているとこれひとつだけバランス悪く大きくなりやすいようです。また、非常にがっしりした根っこを持っているので、浅い鉢に植えると中でとぐろを巻いて植え替えの時に途方に暮れます。
冬場はさすがに成長しなくなりますが、屋内に引っ込めてやれば問題ありませんでした。
金芒竜
Weberbauerocereus johnsonii ペルー原産
HC固まる砂198円1号鉢出身 現在は2号素焼き鉢在住
逆光に輝く金色のトゲに一目惚れして思わず連れ帰ってしまった子です。比較的育てやすいとありますが、私のように屋外放置だとまあ育たん(苦笑)どうやら真夏は日よけをしてやったほうがいい子で育つらしい。
水はかなり控えたほうが安泰だなと反省してます。
黄金紐
Cleistocactus winteri アルゼンチン~ウルグアイに自生
海外サイト Cactus Jungleさまより画像を引用
金芒竜によく似ているのでごっちゃになってる感がありますな。よくみるとトゲの付き方が異なっていて、黄金紐はたがいちがいの鹿の子になっていますが金芒竜は一列に並んでいます。
私も胴切りして2本になった子(固まる砂298円)を持ってましたが、今年…お別れしてしまいました。
連れ帰ったときはかなり水が切れてへにゃへにゃしていたためか、植え替えてからなかなか動かず、冬を越した昨年春にやっと動きだして大きくなりかけていたのですが…。
どうも、今年の植え替えで失敗したみたいです。どんどん細っていくので抜いてみたらこの有様でした(涙)何が悪かったんかなぁ。
アズレウス柱
Pilosocereus pachycladus ブラジル北東部原産
固まる砂の寄せ植え398円出身 現在は2.5号鉢在住
同じ鉢に植わっていたペンタカンサが欲しくて連れ帰ったものの、肝心のペンタカンサはよく見たらカイガラムシだらけになっていてそのまま萎んでお亡くなりになってしまったという。
この時の反省からサボテンを置いてるところに行く際は携帯忘れても老眼鏡は持っていくようになりました。
青緑の肌が美しいサボテンです。うっすら粉吹いてこの色になっているので、むやみに触ると指紋が残って見苦しくなります。花言葉を「Don’t touch me」にしたらええのに。
基本丈夫なサボテンらしく、ほとんど目をかけてやってませんが勝手にすくすく大きくなっています。肥料食いのところがあるようなので、植え替え時にはマグァンプKを多めにばらばらしてます。
アズレウス柱は比較的暖かいところであれば地植えでもいけるとのことですが、我が家は豪雪地帯なのでそーゆう無謀なことはいたしません。
固まる砂の柱サボテンの注意点
柱サボテンのちっこい子たちは寄せ植えのアクセントにぴったりなのでよく見かけますが、玉サボテンに比べて強くて逞しいので他の子を押しのけてしまうことが多々あります。長期間のインテリア要員としては不向きだと思っています。
柱サボテンの多くがけっこう太い根を持っています。我が家にいるような1号~1.5号の小さな鉢で固まる砂に押し込まれた幼苗(特に実生苗)は棒みたいな根がかろうじて残っているだけのことが多いので、ちゃんと根が出るまでにかなり時間がかかります。
ちびサボを育てなれないとどんどん縮むチビ柱サボを前にこれはもう死んじゃったに違いないと諦めたくなるかもですが、柱サボテンはぐちゃっと腐らない限りかなり持ち直します。水加減が少々難しいですが、根をからからに乾かさないように注意しながらのんびり忍耐強く見守るのがよいようです。
チビサボと暮らし始めた当初、こりゃダメだと諦めて処分してしまった1号鉢の柱サボテンのいくつかは、今だったら助けられたのになと思うものがありました。惜しいことをした。
育ち始めると手元に来たときの小さくて可愛い♪印象はどんどん薄れていきますが、それは自分の子どもでも一緒ですね。
コメント
リリィ・ホー様
お返事ありがとうございます。
大丈夫そうなんですね!ほっとしました!
先程、オルトランDX買ってきましたが今日はもう日がだいぶ傾きましたので
明日久々の水やりを兼ねて散布したいと思います。
調子が悪くないと知ってしまうと、どうしても構いたくなってしまいじゃんじゃん水を与えてしまいたくなりますが(笑)、月1回に少しだけで様子みてみたいと思います。
それから、カイガラムシの痕など思いもよりませんでした。
こちらも既にいないようですが、念の為注意して観察したいと思います。
詳しい方にアドバイスいただけて本当に良かったです。
小学生時代に縮玉枯らせて以来のサボテンで、今回この新天地を
拾ったことで触発され?百均の黄金司や銀手毬、バニーカクタスなどを次々に
買ってしまいました(笑)。
その他にも漁港に生えていた巨大なウチワサボテンの葉を成長させ、露地植え
できないかなどしょうもないこともチャレンジしています。。
春先は新天地の成長も楽しみですが、百均のミニサボ達も植え替えて
ぐんぐん成長させたいと思います。
また写真送らせていただきますね!
今後ともよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、HPで銀手毬の育て方などかなり勉強させていただきました。
併せてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
リリィ・ホー様
こんにちは。
ご親切に解説いただき、ありがとうございます。
とりあえずネジラミの駆除!なんですね。
今日ホームセンターへ行って、ネジラミの駆虫薬を買ってきます!
https://www.hanatane.info/minicactus-negusare/
ご紹介いただいたこちらの記事で言いますと、色味的には龍神木が一番近いです。
https://imgur.com/a/o31yA7t
↑こちらに画像アップしました。
一時にくらべ凹みがマシになったような気もします?
画像2枚目が凹んでいる?縮んでいる?部分です。
黄色くなっていますが、押した感触ではしっかりと肉質感があり、
腐敗している雰囲気は感じ取れません。
トゲがところどころ脱落していたり、傷がついているのは解体工のおっちゃんに
引っこ抜かれた際にやられてしまったものです。
成長点を見ても素人目には健康なのか調子悪いのかいまいちよくわからずでして・・・
ちょっと鉢大きすぎますが、大目に見てやってください(笑)
重症ではなさそうでしょうか・・・?
何度も質問して申し訳ありません。
お返事をりがとうございました。
お写真拝見しました。まず一言、「すげえ!」(笑)
さすがにここまで大きなものを持ってないのであくまで「私はこう思う」という意見にすぎませんが
大きな問題があるようには見受けられませんね。
少し水が切れてしわがでてはいますが、これくらい大きくなると本体に体力がありますから鉢から抜いて裸で1年放置しても
死ななかったりするので大丈夫でしょう。
見たところ色も悪くないし、これは春になれば目を覚ましそうな気配がします。冬場の水の与えすぎに注意してください。
多少カイガラムシがついた形跡があるので、もともと水を控えて管理されていたのではないかと思います。
この雰囲気だと根ジラミはついてないかもしれませんが、予防の意味も込めて薬を使っておかれていいと思います。
元のご家庭でサボテンは水をやらなくても大丈夫とほとんど打ち捨てられた環境にあったとしたら
その環境から新たな環境に徐々に慣らしてやらないともっとこじれてしまうことがあるので(こじれても死なないのですが)
雨に当てないようにしつつ様子見をされる方向で正解だと思いますよ。
根元の変色の原因の本当のところはこの新天地に聞いてみたいところですが
サボテン語が分からないのが残念(笑)
春になって動きが出てきたらまたお写真を見せてくださいね。勉強になります!
はじめまして。
大迫と申します。
百均で購入した銀手毬の育て方を検索してたどり着きました。
銀手毬ではないのですが、新天地の健康状態?についてご教授
いただけないかと思い投稿させていただきました。
この新天地、9月の半ばに近所の民家の解体現場に根っこから引きちぎられ打ち捨てられていた
ところを引き取ったものです。
直径が200mm高さが250mm程度ある大柄な個体です。
適当にネットで調べて植え付けたものでして、用土はホームセンターで売られていた
サボテン用の土、鉢は直径300mmくらいの素焼き鉢です。
根は少ししか残っていませんでしたが、一週間ほど乾かして、水気なしの用土に植え付け、
10日後にたっぷり水を与えました。その数日後に気づいたのですが、
根本側面が大きく凹んで(縮んで?)しまいました。
その後どうしようかと思いつつ、その10日後に水をやりましたが
それからはだいぶ冷え込みましたので断水しています。
平日は急な雨が怖くて日に当たる場所に出さず、明るい軒下に入れていますが
休日在宅時は屋上に出し日に当たらせています。
一向に凹みが回復する気配がありませんが、これはどういった状態なのでしょうか?
根本は少し茶色くなっていますが、花屋さんいわくブヨブヨグラグラはしていないので
根腐れはしていないのではないかとのことでした。
元の家庭では2,30年は大事に育てられた個体のようで、
なんとか助けてやりたいと思っております。
もし良ければアドバイスいただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます
そりゃまた見事な新天地ですねぇ!我が家の新天地がそのサイズまで育つ頃には私は墓に入ってそうだなと思ったり(笑)
さて、根元が凹んでしまったとのことですが、サボテン育ててると時々こういう状態に出くわします。
原因として考えられることはいくつかあります。
【地際から腐敗菌が入った】
こちらの記事の尾形丸みたいな状態です。
https://www.hanatane.info/minicactus-negusare/
凹んだところが広がるようだとちょっとキビシイかも知れません。
【乾燥させすぎて一部がコルク状になっている】
そちらの新天地は特大サイズなので当てはまるかどうかは分からないのですが、
断水させすぎたために根元がコルク状になってしまっていて助けられなかったことがあります。
これはサボテン本体が弱っていたことも関係していると思って反省しています。
【根ジラミがついていた】
根ジラミに気付かずにいたら根元が凹んでしまったことがあります。
この個体は幸い枯れることなく育っていますが、根元は凹んだまま戻らず傾いてます。
【環境の変化でびっくりした】
我が家のハゲてない満月がこれです。
植え替え前も元気だったのですが、植え替えたら根元が凹んできました。
根を切っての植え替えだったので一時的な成長障害を起こしたようです。
その後はめきめき育ちましたが根元はの凹みはそのままです。
大迫さまの新天地は引取られた時から根が少なかったようですので、もともとあまり根が動いていなかったのかも知れません。
上に揚げたものの中では私なら根ジラミを真っ先に疑いますが、冬に向かう季節に鉢から抜くのはあまりお勧めしたくないので
根ジラミ駆除の薬を使って様子を見られたらいかがでしょうか。