7月豪雨で被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます

豊明丸よメンヘラ彼女の如き君よ花をそろそろ咲かせてくれないか

豊明丸 ミニサボな日々
【100均サイズのサボテンにジャストサイズです♪】

豊明丸、かぎトゲのマミラリアの代表的な種です。かぎトゲマミラリアには月影丸という忍者みたいな名前の子もいますが、かぎ棘が長く出てるのが豊明丸です。

ある程度育ってくるとてっぺんに白い綿毛が出てきて、赤いかぎトゲとのコントラストがうつくしーサボテンです。マミラリア属らしい小さな花を冠のように咲かせます。

…が、我が家の豊明丸はうちに来て今年で5年目になろうかというのに未だに花を咲かせてくれません。仔も出てきません。身の丈もさほど高くならず、代わりにメンヘラ女子的始末の悪さを身に備えていて悩ましいです。

豊明丸よなぜ咲かない?

豊明丸 Mammillaria bonbycina メキシコ北部の限られた場所が原産

日当たりを好むサボテンで通年日よけなしでOKです。言い換えれば室内管理に向かず、部屋の中で愛でると徒長します。耐暑性耐寒性ともに優れますが、かぎ棘サボテンにありがちな根っこの弱さがあり、特に過湿を嫌うので水やりは控えめ推奨です。

我がサボテンライフのスターティングメンバーの一人として我が家にやってきたとき、球体直径は1.5センチあったかどうかというサイズでした。

豊明丸

この頃トゲが曲がっていることに気がつきませんでしたが、改めてみるとこの頃から曲がってたのね。

それから丸4年経ち、現在は直径4センチくらいまで大きくなりはしたのですが背丈はあまり伸びていません。

2年前に撮った画像を見ると縦長なので、背は伸びずに太ることに専念してるようです。まあ、あまり縦に長くなっても名前についてる「丸」の成分がなくなるからこれはこれでいいんだけど。

めきめき大きくなってる気がしないのは育て方が悪いんだと思いますが、何が悪いのかさっぱりわかりません。日照は十分だし水も私にしては控えてるし。にも関わらず、毎年トゲをせいぜい2段くらい出したらあとはお休みです。

なにより未だに花が咲かないのが解せない。どうして他の方が持ってる豊明丸は可愛いピンクの花咲かせるの?5年目だってのにまだ開花年齢に達してないってこと???それとも冬場に屋内に入れるが故に夜が明るいのが気に入らんわけ?

これまで育ててみて、豊明丸は抜いたり植えたりを重ねると成長が止まりやすいように感じます。

順調に育ってるとは言えない雰囲気ですが、見たところ弱ってしおれてるわけでもなく昨日買ってきたばかりみたいな顔をしているのがますます謎です。何が悪いのか誰か教えて下さい。

依存の強さに泣かされる

わたし的尺度でメンタルが弱いんだろうなというサボテンは我が家にもいくつかありますが、豊明丸が一番依存が強くて時々「ちっくしょー!」と私を小梅太夫化させてくれます。

最近もう一つ豊明丸を迎えました。もとからいた豊明丸1号より色白です。

豊明丸

買ってきてすぐに植え替えましたが、土を入れてとんとんして手を離したらそのまま指にひっかかって抜ける。これを繰り返すこと3回。4回目の植え替え作業に取り掛かるまでに30分ほど白目むいて死にました。

豊明丸のかぎ棘は引っかかれるものにちょっと触れただけで付いていこうとします。かぎトゲサボテンはおしなべて依存度高くて、「あたしを捨てるの?!」とでも言いたげにしがみついてきます。

おととしの冬、スチールラックごと部屋に取り込んで徒長させないために窓のそばに置いていたのですが、母が思いっきり元気よくカーテンを開けてくれたお陰で大惨事になりました。

鉢は落ちて転がってそこらじゅう土だらけだし豊明丸1号はひっかかるなんていう生易しいものじゃなくくるまってる状態。それ見たときの絶望感はよう忘れません。

なんとか棘を外そうとしましたが余計にこんがらがるので断念。チャームポイントであるかぎトゲをちょきちょき切らなくちゃなりませんでした。

そんなわけで、私の部屋のレースのカーテンには、今も豊明丸のかぎトゲの残骸がいくつか残っています。

小さいサボテンらしい育ち方をしないくせに依存してひっついてきたがるメンヘラ彼女のような我が家の豊明丸。はたして来年こそマミラリア属の豊明丸らしい花を咲かせてくれるでしょうか。

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