我が家の黄金司が花盛りになりました。細い頭にぐるりとつぼみを付けるあたり、マミラリア属らしくて大変よろしい。1つ1つの花は地味ですがいっぱい咲くとにぎやかでこれまたよろしい。
世の中は脱!三密!ですが、群生系サボテンはめいっぱい三密でも誰も文句言いません。
黄金司は1本だけで寄せ植えメンバーに混ざっていたり100均のサボテンコーナーにちんまりいたりしますがそのうち仔を出してきて群生します。
かちっと締まった群生株にするにはどうしたらよかろうかというお話です。
丸でも司でもどっちでもいいんです
黄金司はある時は黄金丸、またある時は金手毬と呼ばれます。うちにいるのは薄い黄色トゲですが、赤茶のトゲのものもありますね。トゲ色で丸か司かを分けてることもありますが、黄色トゲが丸だったり司だったりと一定しません。
こういうのを見ると一体なにが本当なんだ?!と思いますが、ぶっちゃけた話どれも学名Mammillaria elongataのバリエーションです。名前が違っても育て方は一緒なので自分にとってしっくりくるもので呼べばいいと思います。
黄金司の基本的な育て方
黄金司は手がかからない方のサボテンだと思います。水はけのいいサボテン用土なら特にえり好みもしません。よく日が当たって風通しのよい屋外がベストです。
成長は比較的早く(そうは言ってもエキノプシス属の小苗ほどもは早くない)、直径1センチくらいのサイズでも仔を出してきます。
うちの黄金司は小さい細い+水切れで首をかしげているという有様で我が家にやってきたので目を覚ますまでにちと時間がかかりましたが、おやっと思ったらお子様出現でした。
水切れに強く過湿に弱いので鉢がしっかり乾いてからの水やり推奨です。日照不足気味なところに水やりが過ぎると徒長しやすいようです。室内で育てていて頭のてっぺんがとんがってきたら徒長しかけています。
どれくらいで群生するか
黄金司はかなり小さいうちから仔を出しますから翌年にはそれなりの子だくさんになっていることが多いです。
ただし、盛れたねぇ!というくらいもりもりになるには3~4年くらいは必要でしょう。日なたにほっとけば勝手に増えていきます。
バランスよくかちっと盛るには?
黄金司を育てていると、仔は出るものの親株だけがバランス悪く背が高くなっちゃって…ということが往々にして起きます。
黄金司はとにかくがんがん日に当ててやればどんどん仔を吹いて勝手に盛れます。出てきた仔を外して隣に植えてやる必要もありません。親株だけ背が高くても、子株が増えればだんだん目立たなくなります。
子株もある程度の長さのある形にしたい場合は、少し間引いてやるといいでしょう。
群生系のサボテンは株と株の間に水気が残ったままになると蒸れて腐りやすくなります。あまり風が当たらない場所に置いているときは頭から水をかけないほうがいいと思います。
風通しに気を付けてやれば勝手に増えてくれる黄金司。個人的には初めて面倒見るサボテンにお勧めかな~と思うのですが、いかがでしょう。
コメント
とても興味深く読ませていただきました。黄金司に花が咲くとは知りませんでした。うちでは何年も放置しっぱなしで瀕死状態になってました。
群生して開花している姿はとてもかわいいですね。上手く育てる自信はありませんが、それなりに愛でていきたいです。
コメントありがとうございます!