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海王丸(ギムノカリキウム属)を艶々のぷりぷりにする育て方

海王丸 育て方と管理
【100均サイズのサボテンにジャストサイズです♪】

私は前の記事で書きましたようにギムノカリキウム属と相性がよろしくありません。もしかしたら前世でギムノさん達に何か酷い仕打ちでもしたんじゃないかってくらいうまく育ってくれない子が多いです。

そんな中にあって、豆粒みたいなサイズで我が家にやってきた海王星は今も元気につやつやぷりぷりしております。わたくしは大変嬉しい。

海王丸は毛だらけトゲだらけのサボテン界にあって肌のよく見えるヌーディなサボテンです。一般的なサボテンの育て方で管理すると機嫌を損ねてこじれることがあります。

そんな海王丸の育て方のお話。

育てる自信はなかったけれど

海王丸 Gymnocalycium denudatum

南アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイなどに自生

濃い緑の肌と肌に貼り付くように生えるうねったトゲが特徴の人気種です。

我が家の海王丸は固まる砂にギムノ系が4つ押し込まれた寄せ植えのメンバーの一人として我が家にやってきました。身の丈1センチあるなし。あまりに小さいので育てる自信はゼロでした。3年前の3月末のことです。

海王丸

買ってきてから半月くらい経って育ち始めた頃ですが、曲がりくねったトゲが渋滞しております。買ってきた時はもっとこんがらがっていて何なんだこれはって感じ。

固まる砂に植わっていたため、水が切れていたのかまともな土に植え替えたらすぐに目を覚まして育ち始めてくれました。なんていい子なんでしょう。

海王丸を艶ぷりにするサボテンぽくない育て方

海王丸を含むギムノカリキウム属は交雑しやすいサボテンです。そのため海王丸にもいくつかタイプがあって、トゲが盛大にうねるものとおとなし目なもの、肌につやがあるものとないもの、球体に高さが出るものと出ないものなどがあります。

我が家の海王丸はトゲがややうねって艶があり、高さがあまり出ないタイプのようです。

海王丸

ただいま直径5センチあるなしです。チビの頃はうねりまくりのトゲでしたが、成長するにつれておとなしくなりました。なんだよ破天荒キャラで通せよー(笑)

土は一般的なサボテン用土でOK

海王丸は有機質を含んだ水はけのいい土を好みます。アルカリ土壌を嫌うのでコンクリート鉢はあまりお勧めしません。

水やり頻度は高めで

海王丸はサボテンの中ではとりわけ水を好む種類です。サボテン栽培のセオリーでは『鉢が底まで乾いてから』が大原則の水やりですが、海王星は底まで乾く前に与えても大丈夫です。

というか、底まで乾かして数日後とかの水やりをするより底まで乾く前の水やりのほうが機嫌よく育ちます。

風に当てないのが鉄則

海王丸は水は好みますが風通しのいい環境が苦手です。

直射日光の当らない屋外に置いていても、風が当る場所だと機嫌をそこねてあまり育たなかったりします

本格的な海王丸栽培だと「蒸し作り」と言って高温多湿な環境で管理します。サボテン栽培の環境とも思えないけど、海王丸は空中湿度が高いほうが艶が出てきれいに育つ不思議。鉢が乾く前に霧吹きで肌を濡らしてやると機嫌いいです。

弟子1号
弟子1号

なんか休み時間にミスト顔にかけてる女子社員みたいだな

我が家では3方をうっすら曇りのあるクリアファイルで囲って風が当たりにくくした途端に育ち始めました。

遮光ってどれくらい?

ギムノカリキウム属の多くは遮光して管理するとされています。3年育ててきて思いますが、3~5月くらいまでは直射日光に当ててもどーということはないです。この場合、乾かしすぎないことがポイント。

専門的には遮光30%とか書いてありますが、夏場に長時間直射日光にがんがん当らなければ何%とかあまり気にしなくてもいいと思います。

海王丸が特別日焼けしやすい種類だとは思わないのですが、明るい日陰で風に当てないように育てたほうが艶が出るようです。

海王丸の花は白です。我が家ではまだ開花サイズになってないのかつぼみをつけたことがありません。順調に育てば来年あたりに初めての花を見せてくれるんじゃないかな。

直射日光に当らない明るい窓際でも育てられそうな海王丸って、室内で愛でたい人向けのサボテンと思うのですよ。

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