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小さい柱サボテンを太くしっかりさせる育て方はあるだろうか

柱サボテン ミニサボな日々
【100均サイズのサボテンにジャストサイズです♪】

私は柱サボテンはあまり持ちたくない性分ですが、それでも気が付けば6本ほど手元にあります。頑なに育たない子もいれば我が家に来た時よりぐっとしっかりしてきたものもあります。

毎年サボテンの植え替えをしていて思うのですが、小さい時から育てている柱サボテンってなかなか太くなりませんね。

昨年の植え替えで見事に失敗してまったく根が伸びてなかったものもあったので、改めて柱サボテンを太くしっかりさせる育て方を考えてみます。

育つ子いじける子

老楽は盛大にいじける

ちょっと前まで真っ白で美人だった老楽がいじけました。抜いてみたら根が1ミリも伸びてなかった。

老楽

左のアズレウス柱は順調に大きくなっていましたが、老楽の方はさっぱり太らずどんどん小汚くなっていったのでどうしたのかなぁと思っていたらこの有様ですよ。

何が悪かったの??

失敗は成功の元と言いますから、こうなっちゃった原因を探ってみます。

老楽は高山性のサボテンなので風通しと水はけ良く乾燥気味に育てるのがセオリーです。風通しのいい日なたが定位置でしたから置き場所には問題はなかったと思います。水やりもかなり控えてました。

軽石が多すぎたのが悪いのか

老楽は3号の鉢を使って水はけを考えて軽石を多めに入れてました。んで、私は水やりするとき一つひとつ持ち上げて重さを確かめて水をやるかやらんかを決めるのですが、去年管理してきた中で老楽の鉢の乾きが悪いと思ったことはありませんでした。

今思えば、根が動いてないのに鉢の乾きが悪くないってのはおかしいですよね(涙)もしかしたら水はけが良すぎて干からびちゃったんだろうか…。知らんけど。

根が出てない状態で過酷な環境に置いちゃったので、これから目を覚ましてくれるかどうか自信はありません。最悪根元部分がコルク状に固まってしまってる可能性もあります。

とりあえずメネデール水にしばらく根元を浸してから去年より軽石を減らして植え付けてみました。これで目を覚まして育ちだしたら赤飯炊きます。

竜神木はアホほど育つ

老楽はいじけてしょぼくれてしまいましたが、竜神木はめきめき背が高くなっております。

4年前にうちにやってきた時はこんなに小さかったのに

ワインボトルと同じくらいまででかくなった。生後1か月のハスキーの子犬を見て「やーんかわいいーん!」と言ってたのに次に見たら何倍もでかくなって厳つくなってるのに似ている。

竜神木

竜神木は寄せ植え要員になってることがよくありますが、こんな調子でもんのすごく育って他のサボテンを押しのけてしまうことがあるのでご注意ください。

どう育てれば太くしっかりするのか

柱サボテンの魅力はどっしり太くて隆々としてるところにあります。アリゾナ砂漠ににょっきにょっき立っている、あんた方は本当に草なのか?と問いたくなるようなあの姿。あれが多くの柱サボテンの本質です。

お店にあるでっかい子はチートだ?!

私はとにかく小さいものを一生懸命育てることに喜びを見出すサボテン好きなので、お店に並んでるそこそこ太くて大きい柱サボテンにはほとんど興味がありません。

ただ、手元にあるひょろっこい柱サボテンどもとお店のでっかくてまっすぐな柱サボテンを見比べると、見栄えの点では完敗しとるわなと思います。

こういうのって抜いてみると根元から同じ太さです。実生のサボテンの多くは根元が細くて頭でっかちに育つので、根元から同じ太さってことは挿し木されたものですよね。

インテリア要素の強いものはすんごいでっかい挿し木の穂木を取る用の個体から切り出してるか、ある程度育ったものを胴切りして見栄え良く鉢に収めてあるんだと思います。

柱サボテンと鉢

ぎょっとするほどでかい自生地の柱サボテンは当たり前ですが地べたに生えてます。サボテン園の柱サボテンも地べたに植えられてます。ということは、少しでも大きく育てたければ鉢より地べたの方がいいのかも知れません。

そうは言ってもおいそれ地べたに植えられる人ばかりでもないので、鉢栽培でいかにしてしっかりさせるかを考えねばならんのですが、植え替えのたびに思いますが柱サボテンの鉢ってサイズが難しい。

柱サボテンって恐ろしいような根がついてたりするんですよねぇ…

竜神木の根

ワインボトルと寝ていたよう育つ竜神木の根っこです。鉛筆くらいの太さがあってかっちかち。

この竜神木は2代目ですが、初代の竜神木は適当な鉢がなくて平鉢に植えたら固くてどーにもならん根が鉢の中でとぐろを巻いてしまって途方に暮れました。

深くて大きい鉢を使えばとぐろは巻かないかも知れませんが、今度は過湿が気になってしまう。

土と肥料と水やり

私はサボテンどもには元肥としてマグァンプKの小さい粒をほんの少しだけぱらぱら入れてますが、今回は先の竜神木をもう少し太らんか対象にして土と肥料を少し変えてみようと思います。

まず土はいつも使っているゴールデンサボテン培養土を使わずに赤玉土と小粒の軽石だけにしてみます。それと元肥に牛糞堆肥を少し入れてみましょう。確か竜神木は有機分を嫌わなかったと思う。…あとで確認してみよ。

鉢が悩みどころですが、4号鉢が出てきたのでこれを使ってみます。もちろん土の温度を上げるために黒く塗ります。

赤玉土の比率が今までより高くなるので水やりに気をつけなくちゃです。いい天気が続きそうなときにがーっとやっておいてしっかり乾くまで放置で。

ちょっとこれで様子を見ます。途中経過を報告しますから、柱サボテンを太らせたい方は時々チェックしてみてください。

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