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【サボテンの病気】緋花玉とペンタカンサが黒く変色してしまったのはなぜだろう

病気のサボテン 病気とトラブル
【100均サイズのサボテンにジャストサイズです♪】

我が家の小さなサボテン園では次々と花が咲いてにぎやかですが、その一方で緋花玉とペンタカンサがどうやら病気になっちゃいました。

球体の一部が黒く変色してきましてね、触った感じはぶよってないのですが、まあ明らかに助けられそうもない状態であります。

ペンタカンサは1ヶ月くらい前にダイソーでみつけて連れて帰ったものですが、緋花玉は1.5センチくらいの大きさの時に固まる砂から助け出して、去年いい花を見せてくれた思い入れのあるサボテンだったのでまことに残念。

緋花玉とペンタカンサの異変

さて、緋花玉とペンタカンサですが、異変が先に出たのはペンタカンサの方です。ある日体の一部が黒く変色してるのを発見したのが始まり。

買ってきてから新トゲを出しかけていたので元気にしてるものだとばっかり思ってたのになあ。日焼けなら稜の高いところの色が薄くなるのが普通なので、稜の底が黒くなってる時点で日焼けではないことが分ります。

ペンタカンサ 病気

なんか黒い穴がぽっかり開いてるんですけど(涙)稜が頭の方からぱっかー!っと開いてミサイルとか発射するのかも知れん。

それから数日後、緋花玉のコブが茶色く変色し始めました。

サボテンの病気

もう見るからにあかんヤツ。

緋花玉は去年最初の花をつけたあと2番花のつぼみが途中で枯れてしまいまして、その後成長点に異変が出て成長が止まってしまっておりました。この時点ですでに何らかの病気がでかけていたのかどうかは分かりませんが、順調に育ってはいなかったことは確かです。

緋花玉を解剖してみる

経験上、このサイズ(直径5センチ足らず)でこういう変色の仕方をすると胴切りもできないだろうと判断したので解剖することにしました。

緋花玉

ぶっこ抜いてみます。異変が起きてから水を控え気味にしていたので土はよく乾いてましたがネジラミはついてないようで、根っこ自体には特にトラブルは見られません。

ただ、〇をつけたあたり(地ぎわ)に褐変が見られます。

サボテンの病気

一番アカン感じのコブの断面を見ると、中はけっこうぶよってます。特に臭いはありませんね。きゅうりがこのザマだったらけっこう臭いそうですが。

病気のサボテン

ぱかっと割ってみました。あっちゃこっちゃに変色があります。特に表皮の裏側に沿ってアカンところが広がってるみたいです。

ここまで広がってしまうと手の尽くしようがありませんが、ごく初期であれば消毒したよく切れるカッターなどで病変部をえぐり、殺菌剤を塗って断面を乾かした上で植えなおせば持ち直すかもです。

緋花玉

…在りし日の緋花玉を偲んでみたりする(涙)

ベンレートはサボテン栽培をしてる人にはよく知られた殺菌剤ですね。半端に伸びすぎたので仕立て直したいときに切断面に塗って使います。

サボテンは薬害が出やすいところがあるので、薬は薄めにして使うのがよいとか(やったことがない)

生育環境について

今回患ってしまった緋花玉とペンタカンサは、直射日光に当らない屋外で育ててました。

水やりは3日に1回くらい、好天が続いてましたし鉢が小さいのですぐに鉢の底まで乾いてましたから、水が多過ぎるってことはないと思う。ペンタカンサは風通しのよい場所に、緋花玉は海王丸と一緒に風除けをした場所に置いてました。

植え替えてから雨にあてたこともないし、生育環境としては特に大きな問題はないと思います。

病気の原因は何だ?

ペンタカンサは今回は解剖せずにもうしばらく様子を見ることにしました。しかし、なにかしらの薬を使ってもダメそうな感じがします。

移る病気なんだろうか?

病気が出てしまうと他のサボテンに移ることを心配しなくちゃなりません。サボテンには治療薬がなくて発症したら焼却処分しか道がないといわれるバイラス病というやっかいな伝染病もあるし。

腐ったわーというところを見ると、軟腐病かもしれません。これも薬が効かない上に移るので即刻隔離&焼却処分推奨。

我が家ではほぼ同じ時期に二つのサボテンが発症してしまったわけですが、この二つ以外には今のところ異変は出てないようです。

緋花玉と並べて風のあまり当らないところに置いていた海王丸も今のところ問題なく元気に新トゲを出してきています。

しかしながら、もしかしたらまだ発症してないだけで今後どうなるかは様子見です。海王丸は病気になって欲しくないなぁ。固まる砂の寄せ植えの中の一つとして連れて帰ってきたとき、あまりに小さくて育てるのを諦めようかと思った子だからなあ。

これまで病気が出たりして弱らせて死なせたサボテンはほとんどがギムノカリキウム属でした。これが元から持っていた病気の発症であるなら、ギムノと私はきっと相性が悪いでしょう(ふて腐れ)。

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