ミニサボテンについたネジラミはキンチョールで駆除できるか

月世界 病気とトラブル

桜が咲いて霜の心配もなくなってきたらサボテンの植え替えの季節です。植え替え作業が好きすぎる私にとって待ちに待ったこの季節♪しかーし!抜いてびっくりネジラミにやられてる子がたくさんありました。
サボテンは冬場は水を切るのがセオリーですが、水を切るが故に発生しやすくなるネジラミ退治にキンチョールが使えるか?!という実験です。


ネジラミとは

ネジラミはカイガラムシの仲間で、サボテンの根について養分を吸い取って弱らせる悪い虫です。鉢から抜き上げてみて根に白い粉がついていればネジラミの被害に遭っています

コメリの198円ミニ出身の琴糸丸です。直径2センチ少々の小さな子でしたがすっかりしわしわになっちゃって(涙)この琴糸丸は助けることができませんでした。

ネジラミはやられていることに気づかず同じ道具を使って植え替えると他のサボテンにも被害を広げてしまいます。ここまでやられるとひと目でやられた!と分りますが、抜いたときに土がたくさんついていると分りにくいのがやっかいなところです。

ネジラミ被害の見分け方

弟子2号
弟子2号

鉢の中で起きてることは外から見ても分らないよ

リリィ・ホー
リリィ・ホー

ある程度見分ける目安を教えるね

しぼんで小さくなる

それなりに育っていたちびサボが何かの弾みで生育を止めてしまうことはよくありますが、生育を止めてみるみるしぼんでしまうようならネジラミにやられている可能性があります。

触るとふにふに柔らかいタイプのサボテンはこぶにシワが入り、日に日にそのコブがしぼんでいくので分りやすいです。

鉢に小さな虫がいる

ネジラミにやられると水やりをした後などに鉢の縁やサボテンに0.5~1ミリくらいの白っぽい小さな虫が這うことがあります。

紹介した哀れな琴糸丸は久しぶりに水やりをしたらサボテンにたくさん虫がくっついていて「これは絶対普通じゃない!」と気がつきました。

独特の匂い

ネジラミのついたサボテンは抜いたとき揮発性の匂いがします。この揮発性って表現クセモノで、オキシドールとかシンナーみたいなつーんとする匂いを想像していると見過ごします

ネジラミがついた時の匂いはそれほど不快なものではありません。例えが見つからないのですが、何も植えてない土とは違う匂い、他の鉢とは違う匂いがしたらネジラミを疑ってみてください。

私はネジラミがついていることに気づかないままいっせーの!で植え替えをしたため被害を広げてしまったのですが、ネジラミにやられた!と気づいたときに思ったのは「この匂いは以前も嗅いだことがある」でした。

それ以来植え替えをする時はひと鉢ごとに匂いを確かめてから次の鉢にとりかかることを習慣づけています。


ネジラミ駆除の薬

ネジラミは虫なので、予防・駆除には殺虫剤を使います。

オルトラン 粒剤(200g)【オルトラン】

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鉢の土に混ぜて使いますが、根に直接当らないように混ぜないと根が傷むこともあるようです。土の上にぱらぱら撒いて水やりで成分を少しずつ土の中に染みこませて使うこともできます。

アクテリック 乳剤(30mL)

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こちらは駆除のための薬です。1000倍液に根を浸し、よく乾かしてから植えつけます。作業するときは皮膚に薬液がつかないように気をつけてください。

ダイシストンという農業用殺虫剤が劇的に効くと聞いたことがありますが、劇薬指定でそこらへんのHCでは手に入らない上に数年前から生産を中止しているとか。

キンチョールでネジラミは駆除できるか

サボテン、病害虫、薬 で検索すれば、先に載せたような薬が出てきます。ガーデニングやってる人にはお馴染みの薬だろうと思います。

が、しかしだ。

ちっこいサボテン1つしか持ってないのに薬はこんなに要らん!とか、わざわざ買いに行くのが面倒だ!とか、ネットで買ったら送料の方が高くつく!とか いろいろと思うところがあるでしょう。

そこらへんにあるものでなんとかするをモットーとしておりますわたくし、オルトランを買いに行くのが面倒だったので殺虫剤ならキンチョールでもよくね?とチャレンジいたしました。

まず結論から言うと、キンチョールでネジラミの駆除はできました。

キンチョールdeネジラミ駆除のやり方

哀れな琴糸丸ほどがっつりやられてしまうと、ちびサボ本体の体力がないので助けられないこともありますが被害の程度が軽い場合はけっこう効果的です。

キンチョールでネジラミ駆除は、まず根に付いた土を落とします。流水でじゃーじゃー洗ってください。土を落とす作業中は他のサボテンに触らないように。洗い終えたらしばらく乾かします。

次にボウルか何かに水を入れます。そこにキンチョールを吹き付けて薬成分を水に浮かせ、その中に根っこをくぐらせてから植えつけます。

ネジラミは白い粉が水をはじくので水溶液が効きにくいとされますが、水に浮かせたキンチョールは油膜なのではじかずに効くようです。消毒用のエタノールで洗うと粉が溶けるという記事も見かけました。

弟子1号
弟子1号

いちいち水に浮かせるの面倒だから直接ぶしゅーっとやっちゃダメ?

リリィ・ホー
リリィ・ホー

直接ぶしゅーっとやると、根っこに障害が出て枯れちゃうから絶対やらないように!

なんとなくいけるかなーと3つばかり直接ぶしゅーっとやってみたところ、みるみるうちにくびれてしまい、2つはかぴかぴに縮んで★になってしまいました。

噴霧用に使われている高圧ガスで冷凍傷害を起こしてしまうのだと思われます。

ちびサボテン

こちらはキンチョール水にくぐらせた子。種類はよく分りません(汗)薬指の頭くらいまで育っていたのが2月に入ってから急激に小指の頭くらいに縮んでしまい、抜いてみたらネジラミ臭がしてました。助ける自信はありませんでしたが、植え替え直後から目を覚ましたように大きくなりました。

ちびさぼ

キンチョール水にくぐらせてから1年半後です。ネジラミの再発生はありません。すっかり大きくなりましてただいま直径5センチ弱。わたしの中では「大きなサボテン」です。

ネジラミ駆除にキンチョールは手軽ですし、私のところではよく効きました。ただし、効果について保証するものではありません。お試しになる方は自己責任でお願いしますね。

ネジラミを出さないためには?

ネジラミは乾燥を好みます。私の失敗は、水はけのいい土なのに冬場の室内管理で水を切りすぎたことでした。冬場の室内管理では時々水を与えないと温度(室温)に対して鉢が乾きすぎになってしまうようです。

サボテンは根腐れを恐れて年間を通じて水を控えることが多いですが、いっぱい育てていて思いますが風通しのいいところで管理しているのであればそうそう根腐れするものではありません

サボテンも植物ですから水をやらないとかぴかぴになってしまいます。

キンチョール水の活用

水やりのときにたまに殺虫剤を混ぜてやると予防になります。ペットボトルに水を入れ、そこにキンチョールをしゅーっ!と吹き入れてフタをし、しゃかしゃかよく混ぜます。水やり用キンチョール水の出来上がりです。

サボテン本体にかからないように、根元に与えてください。

小さいサボテンはネジラミ被害が進むと助けられないケースが多くなります。可愛がっていたサボを☆にしてしまわないために気をつけて管理したいですね。


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