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獅子王丸と鬼雲丸は同じもの?旧ノトカクタス属サボテンの名前と育て方覚書

獅子王丸 うちのサボ出席簿
【100均サイズのサボテンにジャストサイズです♪】

リリィ・ホー
リリィ・ホー

うちの旧ノトカクタス属のサボテンずです。

※ノトカクタス属は現在はパロディア属に吸収されています。

旧ノトカクタス属のサボテンは比較的丈夫で育てやすく寄せ植えや栄養栽培のリーズナブルな鉢植えでよく見かけるのでお手元にお持ちの方も多いと思います。

男性好みの硬くてするどいトゲがごわごわしているものから女性好みの白くてかわいいものまでさまざまです。

トゲがごわごわのサボテン

鬼雲丸

Notocactus(Parodia ) mammulosus ブラジル南部、ウルグアイ、アルゼンチン北部など比較的広範囲に自生

鬼雲丸

HC198円固まる砂出身

ごく小さいうちは丸いですが育つにつれて稜ができてきます。艶のある濃い緑の肌と先端の赤いトゲ(けっこう痛い)のコントラストがキレイです。一番長くて痛い中トゲは下向きに生えます。成長点近くのぼこぼこを愛でるのが楽しい(笑)

育て始めて1年目にネジラミがついてしまいましたが、枯れることなく復活しました。基本丈夫です。花は旧ノトカクタス属らしい黄色です。(うちではまだ見たことがない)

草原や山の上などいろんなところに自生しているので比較的土の好き嫌いが少ない種類ですが、4年ほど育ててみた印象では有機分の少ない土を使ったほうが機嫌よく育ちました。水やりは基本的なサボテンの育て方と同じく鉢がしっかり乾いてからたっぷり与えますが、乾かしすぎると根が弱ることがあります。

お日様大好きなので夏は遮光したほうがいいみたいですが原則屋外の日なたで管理します。

獅子王丸

Notocactus(Parodia )submammulosus ウルグアイとアルゼンチンに自生

HC198円固まる砂出身

鬼雲丸の色変わり種です。小さいうちは明るい緑の肌でしたが、育つにつれてだんだん色が濃くなりました。鬼雲丸より長い中トゲを持っていて、なかなか男性的な姿です。

獅子王丸

成長点付近のぼこぼこがたまりませんな。

厳密にいうと獅子王丸と鬼雲丸は別物なのでしょうが、自然交配したものもあり境界があいまいになっています。育て方は鬼雲丸と同じです。

白獅子丸

Notocactus(Parodia )buiningii ブラジル南部、ウルグアイ北部に自生

白獅子丸

HC298円固まる砂出身

鬼雲丸や獅子王丸がぽこぽこした稜だったのに比べて、こちらの白獅子丸は鋭角な稜をもっています。仔を吹くことはなく、単独で大きくなります。

灰色がかった薄緑の肌色に赤い根元のトゲが映える男前なサボテンです。肌色が薄いので真夏の直射日光では日焼けしてしまうことがあります。

蒸し暑さを嫌うので風通しのいい屋外で育てるのがお勧めです。

赤いトゲの旧ノトカクタス属

青王丸

Notocactus (Parodia )ottonis 南ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン北東部などに自生

青王丸

HC198円固まる砂出身

緑の肌に赤いトゲのよく見かけるサボテンです。トゲは刺さるちゃ刺さりますが鬼雲丸や獅子王丸ほど固くないので流血率は低め。

丈夫で育てやすいのでビギナー向きです。一般的なサボテンの土でよく育ちますが、有機分が多いとこじれることがあります。最初は丸いですが、ある程度まで育つと円筒状になります。

植え替えてから調子よく育っていたのにふと気づくとぴたっと成長しなくなってることがありますが、抜いてみると仔が出てきてたりします。

うちの青王丸の仔は外してみたらすごい立派な根が生えてました。自生地では親株から離れたところに突如仔が出てくることもあるようです。

多湿を嫌いますが乾かしすぎると小さいうちから茶膜が上りやすく見た目が悪くなります。日なたで管理がお勧め。冬場は断水して凍らせないようにすれば屋外管理が可能です。

めしべが真っ赤な黄色~クリームイエローの花を咲かせますが、冬場の日照が足りないとなかなか咲かないようです。

バンブリュ

バンブリュ

HC158円抜き苗 学名が分らん(涙)

明るい緑の肌にオレンジと白のトゲが可愛い。特に成長点あたりが可愛い。トゲは成長するに従って下向きになります。

最初は丸いですがだんだん稜ができてきます。(画像のバンブリュはただいま直径2.5センチくらい)もっと成長するとトゲ座が白く大きくなって見栄えのする姿になります。

育てるにあたって特別注意するところはなく、腐葉土分を含まない水はけのいい土で過湿に気をつけながら育てます。

紅小町

Notocactus (Parodia )scopa 南ブラジルのリオグランデドスル、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチン北部の草原に自生

紅小町

HC298円固まる砂出身

小町さんファミリーで一番よくみかけるサボテンです。寄せ植えに入ってることもよくあります。個体差が大きく、短い白トゲが多くて白く見えるものや赤トゲが目立つものやいろいろです。

最初真丸いですが育つうちに円筒状になります。画像はごく小さいうちに頭に仔を吹いたもの。本体のサイズは直径3センチくらいです。

弱酸性の土を好むためか、パーライトや薫炭を混ぜると育ちが悪かったです。水はけのいい土なら生育期にけっこう水やっても大丈夫ですが、根の周りに水気が残ったまま寒さに当てると腐ることがあります。

半日陰くらいの屋外で管理し、冬は断水して屋内に取り込んだほうが無難です。

白~クリーム色のトゲの旧ノトカクタス属

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